元気ファームブログ
子供が導く家族の健康!
子供が導く家族の健康!
2019-11-11
家族の生活習慣病の予防を子供が主導する試みを東京大学が進めている。小学校で生活習慣病に関する出前授業を実施して子供が予防策を計画して家族に持ち帰ったところ、運動や食習慣の改善などの対策を行う家族の割合が上昇した。今後、同様の授業を広く展開できるように、マニュアルや教科書の整備を進めている。
1回目の授業で、地域の食生活の特性と生活習慣病の特徴を紹介。予防に効果のある体操を紹介。授業終了後、「毎日運動する」「食べ過ぎない」などの予防策を盛り込んだチェックリストを作成。家庭に持ち帰って、親と一緒に実行してもらう。2週間後、リストを提出。できた対策とできなかった対策を分析。「運動を積極的にする」「糖分・脂肪分・塩分を摂り過ぎない」「早寝早起きなど生活リズムを整える」などポイントが上昇。
今後は、教員も同様の授業を展開できるようにマニュアルと教科書を整備して、教員向けの研修も実施する。
親に医師が直接言うよりも、子供を通して伝えた方が良く伝わる場合がある。とても示唆に富む工夫だと思う。