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元気ファーム津久見からのお知らせ
#ライフスタイル 「相続」とかけて「松花堂弁当」と解く、その心は？！
2020-10-11
休日、友達と会った。ちょっと相談があるとのこと。
おれはショッピングモールの総菜売り場で松花堂弁当、友達はファストフード。
「おまえはいつも豪華なものを食うな。」
「別に豪華なものを食ってるわけじゃねえよ。これは松花堂弁当で、こうやって細かく仕切りが入ってる。
これは簡易版。
ほんとだったら、刺身、焼き物、煮物、あえ物、赤飯、栗ご飯なんか四季折々の素材が色とりどり入る。
一目見て、にぎやかでうれしくなるじゃん。うまそうじゃん。」
「べつに、とにかく腹がいっぱいになりゃいいよ。」
「おまえねえ、BENTOは今や世界も注目する。和食が世界遺産に登録されて、この松花堂弁当はその世界を端的に
表現してる。ニューヨークのビジネスマンも『クール』『華やか』『ヘルシー』と絶賛だぞ。」
「弟のやつ、弁護士を立ててきやがった。」
友達は半年ほど前、親父さんを亡くした。お袋さんはとうにいないから、相続の問題が一気に来た。
代々続く資産家で相続が大変なのは容易に想像がつく。
「おまえと弟があんまり仲良くないのは知ってるけど、弟に遺産をなんにもやらないつもりなのか？」
「いや、欲しけりゃ、いくらでもやるよ」
「じゃあ別に弁護士が来たって怖くない。逆に遺産分割協議書を作ってもらえばいいよ」
「遺産分割協議書？！」
「この遺産分割協議書にだれがどの資産を相続するということを書く。
法定相続分に従った相続税を計算する。
相続人全員が署名捺印して法務局に提出する。
相続した資産の割合に応じた相続税をそれぞれに納税して、相続手続き終了。」
「タイムリミット１０か月！」
「相続税の納税期限だろ」
「そう。同時に、小規模居住用宅地、小規模事業用宅地の評価減８０％を適用できる期限」
「なに、それ？！」
「おまえが実家と家業使っている不動産を相続した場合、条件が整えば課税価格を減額できる。」
「その大前提が１０ケ月以内に、遺産分割協議書を作成すること、
つまり弟と仲直りするということ！」
「相続」とかけて「松花堂弁当」と解く、その心はどちらも「調和」が大事です！
お跡がよろしいようで！！！
